本は読んだままに終わらせない
本を読んだら何となくすっきりしてやり遂げたという感じを持つ人もたくさんいらっしゃるでしょう。しかし本を読んだまま終わらせるのは、あまり好ましいものではありません。
というのも、人間の記憶というのは、さっき頭に入れた知識があっという間に忘れ去られてしまうからです。せっかく読んだ本ですから、このまま忘れ去ってしまうのはとてももったいないことだと思いませんか。
知識というのは、インプットとアウトプットによってようやく自分の中に定着させることができます。本を読む、つまりインプットだけではなかなか知識を吸収定着させることは難しいのです。
ですから本を読んだらそのまま終わるのではなく、自分が重要だと思った箇所は、読み終えた後もしっかりとアウトプットをすることが必要なのです。
継続することで知識を定着させる
知識を吸収・定着させるためにはアウトプットは欠かせないのですが、たった1回のアウトプットで自分の身になるほど、ほとんどの人は才能はないのと思います。私ももちろんそうです。
アウトプットは継続することが大事なのです。試験勉強でもそうですよね。合格のためには、覚えた知識をしっかりと自分の体に覚えこまさなければ、実際の試験本番で役が立たないのです。
具体的にどのような方法がアウトプットに良いかというと、読み終えた本を再度読み直すのは、少し効率が悪いと思います。また、2回目は漠然と読んでしまう場合もあるでしょう。
この点、アウトプットしたい点は、本の中の重要な点であるはずです。だとすれば自分で重要だと思った点をメモなどで残し、そのメモを繰りかえし読んだり、実際に実践することでノウハウの定着を図ることができるのです。
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