目的を持って本を読む
ただ、漠然と本を読むことはあまり好ましいことではありません。確かに読まないよりはましでしょうが、“吸収力”という点ではいささか問題がある読書の仕方であるといわざるをえません。
それではどのように本を読めばいいかというと、まずは目的を持って本を読むことはとても大事なことです。なぜなら目的を持って本を読むと“吸収力”が高くなるからです。
つまりこの本からどういったことを吸収したんだ、学びたいんだということを明確にして本を読むことで、より深い吸収力をもたらす場合があるでしょうし、サクッと本を読んでも、知りたい情報にアクセスしやすくなります。
これは電話帳で調べたり、新聞の読み方で同じようなことがいえるでしょう。例えば電話帳を目的もなく調べる人はいないでしょうし、目的がなければ知りたい情報にそもそもアクセスができません。また、新聞も一から読むとなると膨大な量です。ただ、読み手にとってある程度知りたい情報が絞られているため短時間で読みきることができるのです。
読書をする時間を確保する
忙しすぎとなかなか読書の時間がとれないという方がいます。確かに朝から夜遅くまで仕事をしていれば、なかなか読書をする時間を確保するのは難しいかもしれません。
しかし、何とかして読書をする時間を確保しなければ、新しい知識やノウハウを獲得することが難しくなります。とすると後々仕事の効率にも関わってくるかもしれませんから、余計仕事に時間がかかるかもしれないのです。
何はともあれ、読書の時間をむりやりでも確保することが大事です。無理やり確保した読書時間がやがて習慣となると、生活のリズムはおのずとできるものなのです。
ここでおススメの読書時間ですが、長時間の通勤時間がある人は、その時間を有効に使うのがいいでしょう。また、早起きして読書をすることもおススメです。夜は、付き合いなどもあって読書時間が削られがちですが、早朝であれば付き合いもないでしょう。また、何よりも頭が冴えていますから、読書の時間に最適なのです。
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